通訳の仕事はAIに取って代わられる⁉︎
近年ちらほら耳にする問いですが、現場を見る限り
完全に取って代わられることはないような気がします。
お客様からしばしばご相談頂くご要望として、
「会議中のヒソヒソ話を聞き取って欲しい」
「本音がタイ語でポロッと出るかも」
というものがあります。
通訳に「空気感を読んで欲しい」という
潜在ニーズがあるんですね。
必ずしも空気読める通訳ばかりじゃないと思いますが
雰囲気を感じ取る能力はAIよりヒトの方が優れている
(に違いない)という認識を持っている方が多いので
そして現時点ではその通りだと思うので
ヒトとしての通訳が重宝される所以です。
顧客のご要望に応えるため、
会議中にじっと耳をそばだてる私。
コーヒーブレイクの時が要注意です。
そのパン美味しい?
3階のお店で買ったの?
他愛もない雑談をこっそり訳して1日終わりました。
パンとは何かの暗号だったのでしょうか。
スパイになった気分です。
ある日、会議中に本当にタイ語のヒソヒソ話が
行われました。会話の中身は…
聞き取れず💦
(補聴器が欲しかった!)
モヤモヤが残った会議終盤、
突然、ケーキとともに歌声が。
「トゥデイ イズ マイ バースデー」
と自己紹介していた日本人来訪者に
バースデーケーキのサプライズがあったのです✨
タイ人社長が部下にバースデーケーキの手配を
こっそり指示していたのだとわかり合点です。
粋な計らいにグッと来ました。
ヒソヒソ話の空気は読めませんでしたが、
結果オーライ(とさせてください)☺️
写真は、別の会社の誕生日会で頂いたケーキです。