日本人が話をする時、まず理由や考え方などの経緯を説明して、それから結論という順番になることが多いと思います。

タイ人に説明をする場合は、まず結論を話して、それから理由を説明した方が理解されやすいです。なぜならば、タイ語の文法が結論→理由という順番だからです。

「過程が何より大切、プロセスが正しければ結果は後から付いてくる、だから先に説明したい」と仰る日本人のお客様がたくさんいらっしゃいます。

しかし、結論がはっきりしない状態で長い理由説明が続くと、タイ語脳の思考回路が混乱してしまいます。

「そろそろ結論が来るはずなんだけどな」という期待が裏切られ、話についていけなくなり、頭の中で別の空想が展開され始めます。

虚ろな目の聞き手を相手に話をしたくないのであれば、早めに結論を語ってしまいましょう。

結論を語る前にワンクッション入れたい場合は、「皆さんにお伝えしなければならないことがあります」と一言入れると、ちょっとだけ心の準備ができます。

どうしても理由や経緯を長めに話す必要がある場合は、「理由/経緯を先に長めにお話します」と宣言してから始めると、理解してもらいやすくなると思います。

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